ラズパイをモニタとキーボード接続なしで初期設定 2018年11月版
ラズパイの初期設定するたびにやり方忘れてて、弊サイトの記事を読みながら あくせく設定するのですが、記事が分散してたり情報が古かったりするので、一旦ここでまとめます。
ラズパイ自体にモニタとキーボードは接続せず、MacとAndroidスマホを使って初期設定します。
ここではRaspberry Pi 3を使用しています。ラズパイ2やラズパイゼロでも同様に設定できます。
目次
SDカード作成
OSをダウンロードしてSDカードに書き込みます。
OSダウンロード
以下でダウンロードします。DL時間結構かかります。。。
https://homemadegarbage.com/raspbian-jessie-with-pixel
RASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP: version:4.14
SDカードのフォーマット
macのディスクユーティリティを使って消去しました。
アプリケーション > ユーティリティ > ディスクユーティリティ
- 名前:任意
- フォーマット:MS-DOS(FAT)
- 方式:マスター・ブート・レコード
SDカードに焼く
フォーマット後にOSをSDに書き込みます。Etcherというアプリを使用しました。
SSHをONにする
デフォルトではSSHがOFFになっているので、焼いたSDカードのbootに、PC (mac)で「ssh」という空ファイルを作成します。 これで起動時にSSHがONになります。
以下、ターミナルで空ファイルを作成しました。
※テキストエディタを開き空のままbootに保存することも出来ます。
- ディレクトリ移動…パスはFinder の タイトルバーからドラッグ・アンド・ドロップすると楽です。
1cd /Volumes/boot -
空ファイル作成
1touch ssh
USBテザリングでラズパイ初期設定
ラズパイにOSを焼いたSDカードを差し込み、AndroidスマホをUSB接続してテザリングによって各種ラズパイの設定を実施します。
SSH接続してVNCを有効にしてリモートデスクトップでラズパイをWiFi接続します。
USBテザリング
Andoroid と Raspberry Pi を USB接続して、「USBテザリング」をONにします。
設定 > その他 > テザリングとポータブルアクセス > USBテザリング をONにする。
(Android 7.0)
これで、ラズパイとAndoroidが繋がりました。
Android からIPアドレスを調べる
ターミナルアプリTermuxでIPアドレスを調べます。
Termuxを起動して
1 |
arp -a |
と入力で有線接続時のラズパイのIPアドレスがわかります。ここでは192.168.42.212でした。
ちなみにキーボードアプリはKeyboard with Ctrl keyを使用しています。
SSH 接続
AndroidとラズパイをSSH接続してリモートデスクトップVNCを有効にします。Android からのSSH接続は、ConnectBotというアプリを使いました。
ConnectBotを起動してTermux の arp -a で調べたIPを入力して保存します。
接続してパスワードを入力。デフォルトパスワードは”raspberry”
以上でラズパイとSSHができました!
SSHでVNCを有効にする
ラズパイのリモートデスクトップVNCの設定がデフォルトでは無効になっているので、SSH接続で有効にします。
1 |
sudo raspi-config |
上のコマンドを入力
Configration Toolが起動します。「5 Interfacing Options」 を選択します。
「P3 VNC」を選択します。
<YES> , <OK>でVNC設定終了です。
Androidからリモートデスクトップ接続
AndroidからVNC Viewerを使って接続します。テザリングで接続しているIPアドレスを入力します。
ログインユーザーとパスワードを聞かれるので、入力して接続します。(デフォルトの pi/raspberry )
接続出来ました!
WiFi接続
スマホのリモートデスクトップからWiFi接続設定します。右上の「↑↓」をクリックすると一覧が出てくるので、接続する回線をクリックし、パスワードを入力します。
接続が完了すると「↑↓」がWiFiマークになりカーソルを合わせるとIPが表示されます。
macからリモートデスクトップ接続
ラズパイがWiFi接続されたのでここからはPCからリモート接続して設定します。
mac版 VNC Viewer を使用してリモートデスクトップ接続しました。VNCを起動してWiFi接続のIPを入力します。
パスワードを入力。デフォルトの pi/raspberry )
接続できました!
その他設定
ディスプレイ解像度変更
デフォルトのままだとリモート接続時のウィンドウが小さすぎるのでラズパイの解像度を上げます。
左上のラズパイマークをクリックして”Preferences” -> “Raspberry Pi Configuration”を選択。
Systemタブの”Set Resolution”をクリック。
適当な解像度を選択。
選択してOKでラズパイが再起動して解像度が変更されます。
日本語対応
ラズパイを日本語化して日本語入力できるようにします。
ラズパイ日本語化
左上のラズパイマークをクリックして”Preferences” -> “Raspberry Pi Configuration”の”Localisation”タブを選択。
再起動でラズパイが日本語化されています。
Mozcインストール
以下ターミナルで実行。
1 |
sudo apt-get install fcitx-mozc |
インストール後に再起動で日本語入力可能になります。
参考
Node-REDのインストール
最近のRASPBIANにはデフォルトでNode-REDが入っていません。以下ターミナルで実行でインストールできます。
1 |
bash <(curl -sL https://raw.githubusercontent.com/node-red/raspbian-deb-package/master/resources/update-nodejs-and-nodered) |