Arduino MKR WiFi 1010 をソーラで楽しむ 1 -ベランダ気象データ測定-

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今夏 Arduino MKR WiFi 1010が国内でも購入できるようになりましたね。
2, 3年前にでた製品だと思うのですが技適で発売が遅れに遅れたんでしょうね。恐らく。

 

 

Arduino MKR WiFi 1010 を購入

Arduino MKR WiFi 1010はWiFi/Bluetooth接続可能なArduino公式のマイコンです。
いまどきはWiFi/Bluetooth内蔵マイコンは珍しくなく強く欲しいとも思わなかったのですが、構成を紐解くと非常に興味深いパワーマネージメントICが載っていることがわかり購入に至りました。

Arduino公式マイコンなんて何年ぶりに手にしたことでしょう。

技適マークは箱にシールで貼ってあるだけでした(そんなんでいいんだ。。)

PMIC : BQ24195L

Arduino MKR WiFi 1010にはパワーマネージメントIC BQ24195Lが搭載されていました。

BQ24195Lはバッテリチャージコントローラとチャージ電圧を生成するDCDCコントローラが内蔵されたシステム電源です。

BQ24195Lの入力電源 (VBUS) の定格が22Vと高く可能性を感じArduino MKR WiFi 1010購入の決め手となりました。
(しかしArduino MKR WiFi 1010の電源入力推奨定格は6Vとなっております。)

参考

 

ソーラー発電で運用

入力耐圧が高くバッテリチャージ機能のあるシステム電源が載っているということで
ソーラー発電による運用を思い立ちました。

(前述の通りArduino MKR WiFi 1010のオフィシャルVin最大定格は6Vです。
実施の際は自己責任で宜しくお願い致します。)

構成

Arduino MKR WiFi 1010 に温湿度センサ、気圧計を接続しました。

  • Grove – 温度および湿度センサー (DHT11)
  • 大気圧センサーモジュール BMP280

     
  • LiPoバッテリ 1200mAh

 

 

ソーラパネルにはダイソーの300円ガーデンライトのものを2つシリーズにして使用しました。
ソーラ発電電圧は抵抗分圧してアナログ入力ピンで計測します。

動作概要

Arduino MKR WiFi 1010で検出したデータ(バッテリ電圧、ソーラ電圧、気圧、温湿度) を10分おきにUDPで自宅サーバに送信します。
ベランダに配置して運用します。

 

UDP送信後にWiFiを切ってスリープし10分後に起床しWiFi接続→UDP送信を繰り返します。

スリープ&WiFi OFFすることでかなり消費電力を減らすことができました。

消費電力はザックリ以下のような感じです(Vin = 6V)。
・WiFi ON:50 mA
・WiFi OFF:22 mA
・WiFi ON & スリープ:30mA
・WiFi OFF & スリープ:15mA

Arduino IDE コード

 

参考

 

結果

数日運用してみました。

 

 

ダイソーのカワイイソーラーでは発電量が小さいらしくLiPoバッテリを充電できるほどではないようで無日照時に徐々にバッテリ電圧下がっています。何日もつかな 🙄 ?

我が家はベランダが東向きなので晴天時でも日照短いのがすこし悩みどころでもあります。

ベランダの気象データが取得でき大変興味深いです。
しかし温湿度センサが30℃超えると誤動作しているようです。。。
まぁ北海道は年の半分冬だしいいか。。。

 

おわりに

現在Arduino MKR WiFi 1010をソーラー駆動での気象データ測定計として運用中です。

Arduino MKR WiFi 1010というよりもうほとんどパワーマネージメントIC BQ24195Lの評価ボードとして楽しんでいる感もありますが、無線機能がやはり非常に便利です。

現状ですと徐々にバッテリ電圧が低下しているのでいつか落ちてしまうと思います。
次回はソーラパネルの検討を実施したいです。
また温湿度計もなにかいいものがあれば変更するかもしれません。

 

追記

2021/8/22

徐々にバッテリ電圧が低下しております。。

次の記事

Arduino MKR WiFi 1010 をソーラで楽しむ 2 -ソーラパネル変更-

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