Arduino MKR WiFi 1010 をソーラで楽しむ 3 -温湿度センサ変更-
前回はArduino MKR WiFi 1010を充電・駆動するダイソーのカワイイ ソーラパネルをガチの8Wパネルに変更して運用してみました。
ここでは温湿度センサを変更してみたので報告いたします。
目次
温湿度センサ DHT11
これまでは温湿度センサとして以下のDHT11モジュールを使用してきました。
以下はDHT11モジュールでベランダの温湿度を計測した結果です。
気温が30℃以上でデータが乱れております。
以下は気圧を追加してプロットしたグラフです。気圧は別センサで測定しています。
更に以下はソーラ電圧を追加してプロットしたグラフです。
上の二つのグラフから温湿度センサのデータの乱れは別センサやマイコンで測定した電圧との相関がないため、
温湿度センサ固有のものであると考えられます。
温湿度センサ DHT22
センサを変えてデータの乱れが改善されるか確認してみました。
DHT11より温度動作範囲が広いDHT22を試してみました。
以下が変更時のベランダの温湿度測定結果です。
変更後も高温時に若干データの乱れが見えますね。。。なんだろコレ?
温度がピークを迎えてちょっと下がった時にデータが乱れているようにみえます。
もう少し様子見ますが札幌はどんどん気温が低下しているのでデータの乱れは観れないかもしれませんね。。。
しかし動作温度範囲の広いセンサになりましたので低温時も安心ですね。
冬はむしろマイコンやバッテリの動作が心配ですが。。
Arduino IDEコード
温湿度センサは以下のライブラリを使用させてもらっていたので
https://github.com/adafruit/DHT-sensor-library
#define DHTTYPE DHT11 から
#define DHTTYPE DHT22
に変更するだけで動作しました。
動作
以下は8Wソーラに変更後の動作の様子です。
バッテリも順調に充電され4V付近をキープしています。
おわりに
ここでは温湿度センサを変更してみました。
高温時に温湿度センサのデータの乱れがありセンサを変えてみましたが、改善はありましたが根絶はできませんでした。
故に原因も謎です。
今回は上位版のセンサを試したので、全く別のセンサも検討することを頭の片隅に置きつつ運用していきたいと思います。
これからは低温との戦いとなるかと思います。