オリジナルプロッタ eddyWrite の分解能を向上
前回 製作したオリジナルのプロッタ eddyWrite (エディライト) の分解能の向上を実現しましたので報告させてください。
目次
スクリュー
前回は半径方向の分解能が16、回転1周の分解能が100でプロットを実現しておりました。
スライド部に利用したドキドキクレーンゲームの移動がリニア出なかったため、半径方向の分解能が稼げなかったのです。
|
以下はドキドキクレーンゲーム内のスクリューです。
要所要所にまっすぐなポイントがあるので断続的な移動になってしまいます。
純正品はスライドが断続的 pic.twitter.com/S7poMmXQs7
— HomeMadeGarbage (@H0meMadeGarbage) February 25, 2020
そこで3Dプリンタでスクリューを作ってみました!
オレンジ色のが3Dプリントしたスクリューです。
らせん構造により連続的な水平移動が実現できました!
3Dプリンタ最高!!
実にリニアなスライドを実現出来ました!
3Dプリンタ最高! pic.twitter.com/Q6gUcNw7q1— HomeMadeGarbage (@H0meMadeGarbage) February 25, 2020
ステッピングモータ
ステッピングモータはステップ数400のST-42BYH1004を使用しております。
前回はステッピングモータは以下のモータドライバの資料を参考に制御しておりました。
http://akizukidenshi.com/download/ds/akizuki/AE-DRV8835-Ss.pdf
ここではArduinoのStepper Library を使用してステップ数を指定して制御し2ステップずつ回して、回転方向の分解能を200としました。
動作
スクリューのカスタマイズとStepper Library の導入で
半径方向の分解能:16 → 100
回転1周の分解能:100 → 200
を実現できました!
オリジナルプロッタ自作
eddyWrite pic.twitter.com/mAwfLWCSDd— HomeMadeGarbage (@H0meMadeGarbage) February 26, 2020
いい感じ!
元画像は以下w
バリ
向上した
分解能BKB ヒィア!
1周 200分割、半径 100分割 pic.twitter.com/ZVxWGFfmZn
— HomeMadeGarbage (@H0meMadeGarbage) February 26, 2020
解像度と共に描きあがる時間も増加します。分解能 半径100、1周200で10分くらいかかりますwww
おわりに
スクリューの改造とステッピングモータのステップ数指定による制御でeddyWriteの分解能の向上が実現できました。
おもちゃのクレーンゲームの機構をまま継承しているため、ペンの紙への接地にいい感じの遊びがないのが課題といえます。
現状は使用しているフェルトペンのペン先の柔らかさで接地のマージンを受け持っていただいております。
なんかバネ的なクッションが欲しいのと、垂直にストンと接地させたいところです。ソレノイドなんかがいいのかな?
eddyWriteも道として続きそうだぜ
追記
ほっほっほ 大臣 (2020/3/7)
河野太郎 防衛大臣に ほっほっほ。をいただきました。
誠にありがとうございます。精進いたします。
ほっほっほ。 https://t.co/aYYTQW5tKs
— 河野太郎 (@konotarogomame) March 4, 2020