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“キング・オブ・ダークネス” EVIL の魔法陣を自作

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以前 球体のPOV(Persistent Of Vision=残像)装置をLEDテープでつくろうと思っていたのですが安定した回転装置がうまく作れずそのまま闇に葬ってなかったことにしておりました。

Blynk で ESP32 と ESP8266 同時制御 -球体POV製作への道 その9-

そんな時、昨年 11.3の新日本プロレス 大阪大会を見ていたところ、なんとメインイベントIWGPインターコンチネンタルタイトルマッチの入場時に”キング・オブ・ダークネス “EVILがダークネスな闇の力によって魔法陣を空中に浮き上がらせて登場したのです。

私は痺れましたよ。そして思ったのです。”俺には闇の力はないけれど、これPOVで再現できんじゃね?”ってね。

もう二度とPOV製作には手をつけないと思っていた私の人生に、一歩踏み出す勇気をまさかのEVIL様が授けてくださったのです。

早速できあがったモノの動作を見てください。

かなりのダークネス感ある魔法陣が再現できて喜んでおります。ちゃっかり内藤哲也選手のマークも表示しております 😛 

鎌も以前自作したものです。

“キング・オブ・ダークネス” EVIL の鎌を自作

以下、構成や製作過程記載します!
 

 

構成

回転部にLEDテープとマイコン、フォトリフレクタを搭載し、LEDテープはDotstarを使用。ワイヤレスチャージモジュールを使って回転部への給電は無線で実施しました。

モータ用に単3電池1個、回転部への無線給電用に単3電池3個使用しました。

部品

Dotstar

以下の特徴を有するLEDテープです。

  • SPI入力[CLK, DATA] のため高速に書き込み可能。
     入力周波数 30MHzまで対応らしい
     
  • 発光リフレッシュレート19.2 KHzと高速

以上よりPOV向けのLEDセルと言えます。従来ですとLEDにパラレルに信号入力して高速点灯を実現していましたがLEDテープにシリアルに信号入力で高速点灯ができるのは非常に簡単でありがたいです。

非常に親しまれているLEDテープNeopixelも信号線1本で使いやすいですが、800 KHz固定の独自信号入力となるので高速化は厳しいです。リフレッシュレートも400 HzなのでPOVには向きません。

以下でNeopixelとDotstarの比較を実施していますのでご参照ください。

LEDテープ比較 Neopixel vs Dotstar -球体POV製作への道 その7-

ワイヤレスチャージモジュール

POV製作の際の第一の壁となるのがLED回転部への電源供給です。回転可能な接点をうまいこと作って通電したりするのが見受けられますが加工が大変そうで とても私に作れそうにない。。。

ということで、ここではワイヤレスチャージモジュールを使用しました。これだとほぼ加工なしでモータの回転軸に送受信用コイルを通して向かい合わせに配置するだけです。我ながらナイスアイディアかと。手前味噌ですが 🙄 。

使用したワイヤレスチャージモジュールの詳細は以下に記載しています。

ワイヤレスチャージモジュール 基本動作

魔法陣POV装置

モータを金具で固定して黒く塗った木材で取っ手をつくり、電池ソケットや電源ON/OFFスライドスイッチを固定しました。

 
回転部は以下のように完全無線で独立しています。

回転部のフォトリフレクタでモータ側の上部の白いマーカを検知して回転速度を計測しています。

Arduino IDEコード

以下のDotstar用ライブラリを使用しています。
 https://github.com/adafruit/Adafruit_DotStar

使用したマイコン Adafruit Itsy Bitsy M0 ExpressのArduino IDE用設定についての詳細は以下を参照ください。

モーションセンサ MPU9250 の DMP 動作確認

フォトリフレクタがマーカを検出すると出力が低下するのでattachInterruptで検出して割り込み処理で1周するまでの時間を計測します。

1周にかかる時間を250分割してLEDの点滅を切り替えます。250個のLED表示パターンはgraphics.hで配列としてFlashメモリに格納しています。星や四角、文字などのパターンを書き込んでいます。

一定時間ごとに表示を変更しています。