1軸 姿勢制御モジュール の改良 ーリアクションホイールへの道8ー
前回なんとか1軸 姿勢制御モジュール SHISEIGYO-1を倒立させることができました。
今回はいくつか改良を加えたので報告させていただきます。
目次
LEDインジケータ
以前、ブラシレスモータの回転を測定するためにエンコーダ出力を割り込みセンスしようとM5 ATOM Matrixで attachInterruptを導入したところ、M5Atomライブラリで点灯させていたLEDが異常発光してしまいました。
LEDをoffで対応してたのですが、せっかくのM5 ATOM MatrixのLEDマトリクスがもったいないので、
M5ATOMのMPU6886ライブラリをローカルにコピーしてFastLEDライブラリでLED点灯できるようにしました。
角度インジケータをLEDマトリクスに表示しました。
しょうがないからM5Atom.hインクルードやめて
MPU6886ファイルをローカルにコピーして
無理やりLEDインジケータ復活#リアクションホイールへの道 pic.twitter.com/yEWOz4gJej— HomeMadeGarbage (@H0meMadeGarbage) August 9, 2020
根本原因は不明ですがとりあえず これでOK 😀 !
5V 降圧DCDC電源導入
これまではM5 ATOM MatrixにUSBケーブルをさして給電及びシリアル通信していましたが、
5V 降圧DCDC電源を搭載し、シリアル通信はBLEで無線化いたしました。
これでSHISEIGYO-1は安定化電源からの12Vのみで動作できるようになりました。
定数設定のためのBLE通信はスマホアプリのBlynkを用いました。
以下がBlynkのスマホ画面です。
スマホから倒立のための各定数を送信して調整できます。
またGETUPボタンを設け、起き上がり動作も実施できるようにしました。
こちらは次回実験し報告させていただきます。
倒立動作
USBケーブルもなくなりBLE無線でより細かく定数調整できるようになりました。
おわりに
SHISEIGYO-1の倒立安定の向上もはかれましたので、
次回はいよいよ起き上がり実験です。
まだまだ課題は山積み!!
それでは次の道でお会いしましょう!
追記
どういう原理で倒立してる? (20/8/17)
質問いただきましたので追記します。
SHISEIGYO-1 は作用反作用の法則を用いて倒立を維持しています。
傾いた方向にフライホイールを回して反動で起き上がります。
モジュールの傾きやモータ速度を監視しながらモータの回転をうまいこと制御して倒立させています。
以下の記事が参考になります。