USB充電ステーション ーベランダ太陽光発電所への道8ー
これまでベランダ太陽光発電システムにて ハエトリソウの観察をしたり、LED表示器を運用したりしてきました。
今回 久々に発電システムを復活させて活用してみました。
ベランダでソーラ発電してバッテリを充電しつつスマホや携帯端末をUSB充電して電気代をうかせられないかと考えたのです。
目次
構成
部品
- ソーラー充電コントローラ E32-SolarCharger
コントローラにESP32を使用した製品。回路図は以下
http://indoor.lolipop.jp/IndoorCorgiElec/E32-SolarCharger/E32-SolarCharger-Schematic.pdf
- ソーラーパネル 12W
- 鉛蓄電池 12V12Ah
- インラインヒューズ コントローラと蓄電池の+側の配線に3Aヒューズ挿入
- ワイヤレスチャージモジュール 5V/2A
概要
ソーラー充電コントローラで鉛バッテリを充電し、USB介してモバイルバッテリやスマホを充電します。
北海道は冬がえげつなく寒いのでベランダから室内のUSBハブへの給電は窓ごしにワイヤレスモジュールを使用使用しました。これでバッテリ電圧を5Vに変換もしています。
USBハブのケーブルの電源線をワイヤレスチャージモジュールの5V出力端子に接続。
E32-SolarCharger
Indoor Corgi Elec.社製のコントローラとしてESP32を使用した太陽光発電充電コントローラです。マイクロSDカードスロットもありデータログを記録できます。
ESP32を使用しているのでWiFiで状況監視や設定健康などができるのも魅力です。
Arduino IDEソース の動作概要
コントローラのArduino IDEソースは以下のバージョン2021_2_10をそのまま使用しました。
動作は以下の通りです。
- バッテリチャージ ターゲット電圧:14V
- バッテリチャージ最大電流:1.0A
- 負荷スイッチをOFFするバッテリ電圧:10.8V
- 負荷スイッチを復帰するバッテリ電圧:12.0V
- システムスリープするソーラ電圧:8V
- システムスリープから起床するソーラ電圧:11V
ソーラパネルの発電電圧が8V以下になるとシステムはスリープします。負荷スイッチの状態は保持されます。
15分おきに起床しソーラパネル電圧を観測し11V以上で起床します。
ブラウザでESP32にアクセスしバッテリやソーラの状況を監視でき(当然スリープ時には見れません)、ログの取得有無やスリープの可否、ロードスイッチのOFFを制御できて、
ログデータのダウンロードも可能です。
Arduino IDEで設定値以外にもチャージ方法をカスタマイズすることもでき、大変便利です。
おわりに
本システムにより日中に子供たちのスマホや大人たちが夜スマホをチャージするためのモバイルバッテリを充電していこうと思います。
少しでも電気代の節約になれば嬉しいですし
つるセコ 大成功とピースしながら舌を上向きに出せることでしょう。