M5Stack UnitCatM の 消費電力とデータSIM契約
前回はコントローラにSeeduino XIAOを選定し、通信動作を確立しました。
目次
目標
本件の目標は以下の通りです。
- 格安データSIM探して契約
- 座標情報取得:基地局の位置情報で検討中
- 外部への通信:HTTP通信で決定
- コントローラ選定:Seeduino XIAOに決定
- パワーセーブ:XAIOのSleepとDCDCコントロール併用
- ビンに詰める
- 川に投げる
今回は⑤の消費電力詳細測定を実施し、①のデータSIMの契約をいたしましたので報告します。
消費電力詳細測定
パワーセーブ動作は前回確立し、通信時以外はXIAOをスリープし通信ユニットCAT-MはDCDCコンバータで給電しSleep中は給電を止めて消費電力を抑えます。
消費電力測定を実施しました。
30分に1回Sleepから起床してSIMの位置情報をHTTPでサーバに通信させます。通信後にSleepします。
Vin = 3.7V で消費電力は 8.09 mWh でした。
通信しない時の待機電力は3.7V × 1.55mAh = 5.735mWh
なので通信1回当たり 1.18mWh消費することになり実にLowPowerであることがわかりました。
約7割がXIAOのPower ON LEDで消費されているので、以下に倣ってLEDを除去するのがよいと考えます。
次回LEDを除去し消費電力を再測定したいです。
データSIM契約
これまではスマホのSIM(Jcom KDDI網)を使用して実験してきましたが、
いちいちSIMの載せ替えが面倒なので専用のデータSIMの契約を実施しました。
ここでは”IIJmioえらべるSIMカード”のデータ2ギガ (DoCoMo網)プランにしました。
以下のAmazonで契約用コードを購入をダウンロードしてコースを選定して契約しました。簡単にできました。
現在は秋の乗り換えキャンペーン(2021年10月31日まで)とのことで契約翌月から3か月データが1GB増量されるとのことです。ラッキー!
費用は以下の通りでした。
- Amazon 契約コード【DL版】:¥350
- SIMカード発行手数料:¥394
- 月額使用料:¥748
数日後にSIMカードが到着しました。
SIMカードサイズはミニ、マイクロ、ナノのいずれのサイズにも対応しています(マルチサイズ)。
SIM設定
以下のATコマンドでSIMのAPN設定を実施します。設定後はモジュールに記憶されます。
AT+CGDCONT=1,”IP”,”APN名”
AT+CNCFG=1,1,”APN”,”ユーザ名”,”パスワード”,3
IIJmioのデータSIMでも問題なく接続が確認できました。
おわりに
今回は消費電力測定とデータSIMの契約について記載いたしました。
次回はSeeeduino XIAOのPower ON LED除去による消費電力低減の確認と
通信基地局の位置情報について調査結果をまとめたいと思います。