M5Stack UnitCatM 位置情報送信システム実証実験
以前製作したM5Stack UnitCatMを用いた 位置情報送信システムの実証実験を実施しましたので報告いたします。
目次
構成おさらい
製作した位置情報送信システムの構成をおさらいいたしましょう。
制御はマイコンXIAOで実施し、30分おきにスリープから起床し5V DCDCをONしてUnitCatMユニットを起動します。
ユニットで基地局の位置情報を取得してサーバにHTTP通信で送信して5V DCDCをOFFしてXIAOをスリープしています。
部品
- Seeeduino XIAO
- 5V 昇圧 DCDCコンバータ
- SIM7080G CAT-M/NB-IoT Unit
HTTP通信
サーバへの位置情報送信にはHTTPを採用いたしました。
位置情報取得
位置情報は基地局の座標を取得するATコマンド (AT+CLBS=?) をUnitCatMユニットに送って取得します。
基地局の座標を得るまでに5回までリトライ実行します。
SIMカード
ここではIIJmioのデータSIMを使用しています。
乾電池駆動検証
実証実験の準備としましてシステムの乾電池駆動を検証しました。
乾電池でどんだけ動くか実験中
#私のボトルメッセージ結局 乾電池の容量ってよくわかんないよね pic.twitter.com/lJJCptVaLg
— HomeMadeGarbage (@H0meMadeGarbage) July 17, 2022
アルカリ単三電池 3本で動かしました。
7/17~7/31までの17日経過しても動作しつづけ、乾電池による長期動作は問題ないことを確認できたので中断終了いたしました。
低消費設計がうまくいっていると言えるでしょう。
実証実験
東京旅行ついでに実証実験を決行いたしました。
乾電池駆動の位置情報送信システムを箱詰めして、羽田空港の郵便局から自宅に送ってみました。
乾電池が入っていることを伝え、特定記録による陸路での郵送をお願いいたしました。
位置情報データ
以下が位置情報送信システムからサーバに送られてきたデータです。
30分おきにデータが来るはずですが電波状況の影響のためかデータが届いていなかったり、基地局座標を得られていなかったりしております。
しかし断続的には座標を得ることができました。
2日かからずに札幌に到着しています。
しかし土日のために実際に投函されたのは月曜日の8/8でした。
その間は最寄りの郵便局の座標が断続的に送られておりました。保管されていたのでしょう。
座標プロット
恐らくフェリーも使ってこんなルートでやってきたのだと思う
おわりに
無事に位置情報送信システムによる座標取得動作が確認できました!
おもしろいな。
いよいよをもってコレを川に投げ流したくなってきた。。。