5V 昇圧DCDC電源モジュールの電流能力を測定
遂に夢の安定化電源を手に入れました!!
メルカリで安定化電源を購入!
KENWOOD名義の古いものだけど
36V-3Aでなんでも出来そう。嬉しいな(●´ω`●) pic.twitter.com/kAfUfHaXm0
— HomeMadeGarbage (@H0meMadeGarbage) April 25, 2020
メルカリで7千円以下でした!!うれしー!
ずーっとほしかったけど買うならちゃんとしたメーカーのモノをと思い なかなか
買えずにおりましたが、メルカリマスターのお母ちゃんの助言をいただきつつあり得ないほどに低価格で購入することができました。
36V-3A!一生大事に使います!
今回は安定化電源が手に入った喜びに身をゆだね、以前より気になっていた5V昇圧DCDC電源モジュールの負荷電流能力を測ってみました。
目次
電流能力測定方法
測定方法は以下の通りです。
安定化電源でDCDC電源モジュールに3Vを印可し電子負荷で電流を引いて、出力電圧を測定します。
電子負荷
電子負荷は以下を使用いたしました。
こちらの電子負荷は低価格ですが非常に便利でした。
https://www.mpja.com/download/35875tedata.pdf
出力電圧や負荷電流表示はもちろん、消費電力や測定時間も計測できます。
シリアルポートもあるので正確な消費電力の積算もできそうです。
ここでは単純に負荷を引いて電源モジュールの出力電圧を測定するのに使用しました。
以下で5種類の5V出力昇圧DCDC電源モジュール の電流能力測定結果を記します。
電流能力測定結果
ここでは安定化電源3Vを入力し、電子負荷で電流を引いて
出力電圧が無負荷時から1割低下する電流値を能力値といたします。
尚、モジュールには個々のバラツキもあるでしょうし測定が正確でない可能性もございますのであくまで参考値程度に見ていただければ幸いです。
ダイソー 電池式モバイルバッテリ
まずはダイソーで買った電池式モバイルバッテリの電流能力を測りました。
いきなり変化球ですが。。。
単三電池2本で使用する商品ですので中には昇圧モジュールが入っているはずです。
もったいないので分解はしませんww。
上記のように電池の正極、負極に安定化電源で3Vを印可し電子負荷で電流を引きます。
9V電池は電子負荷自体の電源として使用しています。
特に過電流保護や低電圧保護はないようで負荷電流を増やすごとに電圧が低下します。。。
電流能力は450 mAといったところでしょうか。
まぁ100円ですし こんなもんでしょう。
ちなみにこちらの商品は北海道胆振東部地震の停電の際にすごく役に立ったので
今後も大切に使用させていただきます。
秋月電子 5V出力昇圧DCDCコンバータ
秋月で購入した電源モジュールです。
コイルとパワートランジスタ内蔵のXCL102というデバイスが搭載されており非常にコンパクトです。
負荷470 mA以上で動作が停止しております。
非常にきっちりカレントリミットが効いていますね。
ほとんど外付け部品ないし凄いなこのチップ。驚きです!
Yiteng 電源昇圧モジュール
コントローラチップにはパワトラと位相定数調整用素子が内蔵されているようです。
電流能力:400 mA
Garosa DC-DC昇圧
コントローラにはパワトラが内蔵されているようです。
電流能力:750 mA
KKHMF DC-DC 2A Boost
コントローラチップにはパワトラと位相定数調整用素子が内蔵されているようです。
電圧設定FBピンがありポテンショメータで出力電圧が可変でした。
ここでは5Vに設定します。
100 mA以上で電圧が上昇してしまいました。。。
200 mA以上ではモジュールから音鳴りして完全に発振しました。。。
まぁ激安モジュールなのでしょうがないのだろうか。
100mA以下では使えそうですがちょっと危険かな。。
おわりに
安定化電源を手にし大変喜んでおります。
本当に夢のようです。
自宅での趣味工作に大きな発展をもたらすことになるでしょう。
安定化電源があるのですから。
こんな世の中ですから安定が一番ですね。
追記
パワトラ外付けモジュール (20/5/9)
パワトラ外付けの高出力電源モジュールを購入しましたので
早速電流能力を測ってみました。
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3V入力5V出力で負荷電流1A以上の能力でした。
申し分ないですね。
やっぱ高い電流が必要な場合はパワトラ外付けがいいですね!