3Dスキャナー Whale のターンテーブルモードでスキャン

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前回はサンプル提供いただいた3Dスキャナー「Whale」の基本動作を確認しました。

3Dスキャナー Whale を使ってみた

 

ここでは3Dスキャナー「Whale」のターンテーブルモードを試してみましたので報告いたします。

WhaleはMakuakeにて予約販売中です (販売予定期間:2023/1/5~ 2/27)

 

 

ターンテーブルモード

上記動画に従ってターンテーブルモードによるスキャンを実行してみます。

 

手順は以下の通り

「プレビュー」で投射赤外線の明るさやレンズとスキャンするサンプルとの距離を調整

「初期化」でサンプルをよけてターンテーブルのみスキャンします、

「スキャン」でサンプルをスキャンします。

スキャン後のデータ処理でターンテーブルが除去されたサンプルのみのデータを得ることができます。

 

ターンテーブルモードによるスキャン

サンプルをターンテーブルにのせてスキャナーをセットします。

 

スキャン用ソフト JM Studio を起動し、”プレビュー” をクリックしてサンプル位置やスキャナー位置を調整します。

 

サンプルをよけて”初期化” をクリックしてターンテーブルのみスキャンします。
正常にスキャンされるとターンテーブルが赤く表示されます。
赤くならない場合は再度プレビューで明るさやレンズ距離を調整してください。

 

次にサンプルをターンテーブルに載せて”スキャン” をクリックしてスキャンを実施します。スキャンは自動で停止します。

 

スキャン後は以下のようにターンテーブルのみが赤くなったスキャンデータが表示されます。

 

“処理” をクリックすると3Dデータが生成されます。この処理によって”初期化”で抽出されたターンテーブルが除去されます。

死角があるため、スキャンしきれていない箇所があります。

追加スキャン1

“追加” をクリックしてサンプルの向きを変えて再スキャンします。

 

スキャン後に”アライメント” をクリックして先ほどスキャンしたモデルと結合します。
結合はソフトウェアによって自動で実施されます。手動での結合も可能です。

以下が結合後に生成された3Dデータです。

かなり精度が向上しましたが、足がイマイチです。

追加スキャン2

“追加” をクリックしてさらにサンプルの向きを変えて再再スキャンします。

 

合計3個のスキャンデータを結合して3Dデータを生成しました。

足もバッチリ!
向きを変えた3個のスキャンデータで非常に精度よく3Dスキャンデータを取得することができました。

 

テクスチャ スキャンモード

スキャンモードを”テクスチャ”にすると赤外線カメラによる画像も保存され、3Dデータにテクスチャとして保存されます。

 

テクスチャモードで先ほどと同様にスキャンして生成されたデータが以下です。

赤外線による画像データの為、テクスチャは白黒です。

 

違うサンプルでも試してみました。いい感じ♪

 

おわりに

ここでは Whale のターンテーブルモードによる3Dスキャンを楽しみました。

サンプルの向きを変えて死角なくスキャンすることで精度の高い3Dデータを取得することができました。

テクスチャ スキャンモードで外部カメラを指定できるようなので次回はフルカラーの3Dモデル生成を目指したいと思います!

次の記事

3Dスキャナー Whale でフルカラースキャンに挑戦

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