Lora通信 土壌センサを使ってみた
またまたMakerfabs 様より素晴らしい製品たちを提供していただきました。
色々いただきましたので随時ここで紹介させていただきますが
今回は Lora Temperature/ Humidity/ Soil Moisture Sensor を紹介させていただきます。
目次
Lora通信 土壌センサ
Lora Temperature/ Humidity/ Soil Moisture Sensor は温度センサ、湿度センサ、土壌水分センサを搭載し測定データをLora通信で送信するモジュールです。
Lora受信モジュールもいただきました。
Lora通信周波数のラインアップとして433MHz, 868MHz, 915MHzが用意されており、915MHzのセンサと受信モジュールをいただきました。
単4電池 2本で動作します。
下の動画ではセンサデータをLoraで受信し、受信機で更にWiFi送信してスマホで観測しています。めっちゃ便利ですね。
Arduinoコード書き込み
以下を参考にセンサと受信モジュールにArduinoコードを書き込みました。
Lora通信 土壌センサ
以下のライブラリを導入する必要があります。
https://github.com/Makerfabs/Lora-Soil-Moisture-Sensor/blob/master/RadioHead.zip
以下の測定データLora送信サンプルコードを書き込みました。
LoraTransmitterADCAHT10.ino
センサへのArduinoコード書き込みには3.3V USBシリアル変換モジュールが必要です。
私は以下を使用しました。
ボードは”Arduino Pro or Pro Mini”を選択。
書き込み時に注意が必要で以下の方法で実施しないと書き込みエラーとなります。
書き込み前にセンサのリセットボタン押して、書き込み開始したらリセットを開放
書き込みが終了すると以下のようにシリアルモニタに
温度、湿度そして土の水分の電圧のデジタル変換値を送信している様子が表示されます。
Lora受信モジュール Maduino Lora Radio (915MHz)
以下のLora受信サンプルコードを書き込みました。
LoraReceiver.ino
このモジュールにはUSBシリアル変換が再蔵されUSBマイクロ端子が搭載されていますのでUSBケーブル直結でコード書き込みが可能です。
動作
さてコードも書き込めましたので早速動作確認してみました。
土壌センサからの測定値をLora介して受信モジュールで受信しシリアルモニタで見ています。
いいですぇ。直接通信は場所を選ばないので便利ですね。
屋外実験
どれくらいの距離で送受信できるのか実験してみました。
手軽に実験するために受信モジュールのシリアル値をスマホで観測できるようにしました。
USBホストケーブルを介してスマホに接続してスマホアプリ Serial USB Terminal で受信結果を観ます。
豊平公園の端から端まで信号受信ができました。
約338m離れても受信できたことになります。(参考: 地図をなぞって距離を計算)
RSSIが-100以下になると受信が難しくなるので338mはギリギリの距離かもしれませんが、
300mは容易に通信できる結果となりました。
技適未取得機器を用いた実験等の特例の届出
センサも受信モジュールにも技適マークはなかったので、以下で技適未取得機器を用いた実験等の特例の届出を行いました。