0

0

HomeMadeGarbage Advent Calendar 2024 ｜11日目

AliExpressに非常に安いバーサライタ(POV Display) が売っていたので購入してみました。

3Dホログラムファンプロジェクター

私は3,549円で入手しました。安すぎるだろ

買ったら届いた

11/30に購入して12/8に札幌に着きました。

ブレード長は105mmと小さめですが、1608のフルカラーチップLEDが96個も載っていました。こぼれイクラかよ

USB-Cで給電するとモータがまわり始めて本体にささっているSDカード内のデータを表示します。

3Dホログラム
アリエクで4,000円以下でした。。。
ブレード長は105mmで96セル pic.twitter.com/DfvSpc7zs8

— HomeMadeGarbage (@H0meMadeGarbage) December 8, 2024

凄くきれいな表示！

1周 300分割で表示されています。

表示画像はSDカード内に入ったPC用ソフトやスマホアプリで動画から生成できるようですが上手くいきませんでした。

動画選択して変換しようとしてもいずれもうんともすんともいわないの。。
動画の形式に制限でもあるんだべか？？？

ちょっと残念

分解

せっかくなので勉強のために分解してみました。

ブレード

18個の16ch LEDドライバ ICND2038S で96個のフルカラーLEDを駆動しているようです。

16ch × 18個 [= 288] で LED 96セル × 3色 [= 288] を制御ってことね。

コントローラは型番不明だけどSTM32系かな

給電システム

回転モータはUSB-Cから給電され回転部には電磁結合によるワイヤレスで給電がされていました。

ブレード側にはワイヤレス受電IC T3168が載っていました。

モータ側にはワイヤレス送電IC XKT-518 が搭載

回転検出

回転は固定部の発光ダイオードを回転部のフォトダイオードで受光して1周を検出しているようです。
固定部に給電しても発光ダイオードの光は見えなかったので恐らく光は紫外線かな。

検出した1周の時間を300分割してLED表示を制御しているのでしょう。

おわりに

ここではAliExpressで購入した激安バーサライタについて記載しました。

オリジナルの動画の表示ができず残念でしたが引き続き手段を探ります。

分解によって機構を知ることができ大変勉強になりました。
ワイヤレス給電とか普通にやっててコレで４千円以下かよと驚きを隠せません。

LEDテープを用いてのシリーズ処理によるバーサライタの製作はしたことはありますが、本製品のようにLEDドライバを複数使用したパラレル制御もやはり素晴らしいなと思いました。高分解能で表示画も鮮明でしたし。

どこかでLEDドライバをハックして数個LED制御してみようかなとも思っています。

関連記事

狭ピッチLEDテープを試してみた RollerCAN でバーサライタ 球体POV製作への道 その1 BLE Nano – Redbear Duo間通信でモータ&LED制御 w/ Android －球体POV製作への道 その6－ 2019年 Arduino IDEを用いて製作したもの Raspberry Pi Pico でバーサライタ製作 (C/C++) ーRaspberry Pi Picoへの道6ー Raspberry Pi Pico バーサライタで PIO を考えるーRaspberry Pi Picoへの道8ー 3D Display “VoluMetron”