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ブラシレスモータで2足歩行ロボット8 ー 動作検討 ー

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前回はロール軸の機構をサーボモータからブラシレスモータに変更してロボットを製作しました。

ブラシレスモータで2足歩行ロボット7 ー ロール軸BLDC導入 ー

ここでは本格的にこちらの動作を検討いたします。

 

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サイズ

まず本ロボットのサイズのご紹介

通常時高さ 約26cmで重さが1084g

 

ディズニーの BDX Droid が全長 66cm (アンテナ含まず)、重さ15.4 kgとのことで
大きさ的にはこんな感じ☟

BDX Droid意外とデカいのな。実物見てみたいわー

足踏み検討1

ロール軸をブラシレスモータに変更し応答性が向上したとおもうので、早速足踏み動作の検証を実施

なかなかいい応答。
左右それぞれの足上げ動作開始を他方の足が接地してから迅速に実施にすることで振り子のようなウェイトシフトによる足踏みができるようになりました。

接地のジャッジはIMUセンサの角速度の大きさ変化で判定しています。

 

もう少し足上げを高く出来るように、足上げ前の地面蹴り上げ強度を増しました。

ウェイトシフト振り子周期は遅くなりましたが足上げ高さは出てきています。

足修正1

検証に際して、足の強度に不満が出てきたので もろもろ修正しました。

大腿部

以前 下肢のぐらつきを添え板で補強したのですが、
次は大腿部のぐらつきが気になり始めました。

 

大腿部の挟み込みアームを結合するような形状にして、ズレが発生しないようにしました。
ついてに膝部も円柱でつないで補強

足首

大腿部強くしたら足首のぐらつきも気になったので、ボールベアリング導入してM3ネジでしっかり固定しました。

これで足首も強なった

歩行検討1

先ほどのウェイトシフト振り子足踏みの要領で歩行させてみました。

振り子ウェイトシフト検知だと歩行周期短くて足上げが低くなってしまい摺り足に見える。。。

足修正2

動作が高速になってきたこともあり、足底の滑りも大きくなってきました。
そこで足底のブレード幅を細くして圧力を増して滑り低減をはかってみました。

 

 

更にロール軸のモータコントローラMKS ESP32 FOCを旧バージョンのV1.0から V2.0に変更しました。

V1.0とV2.0でプリドライバやパワトラに変更はないので駆動電流能力などは変わらないのですが、電源周りのパスコンなどのケアや外部通信用のコネクタ実装などがなされておりV2.0の方が使いやすいです。

ちょうど取り寄せていたのが届いたのでこのタイミングで交換した。

 

足踏み検討2

もう一度足踏みから考え直します。

足を上げてから接地して、他方の足を上げるタイミングがキモだと考えています。

 

振り子ウェイトシフトでは歩行時に足上げ高さを確保できなかったので、サーボモータの時と同様に足接地後の振動安定検出で足踏み

動作周期はガクンと落ちますが足は上がっております。

歩行検討2

接地後振動安定検出で歩行

まぁ足は上がってるよ

 

でもこれさぁ。。。。
前回 ロール軸にブラシレスモータ導入して味見で歩かせたときの手法に戻っただけじゃん!!

↑前回の最終結果

そりゃそうだよね。結局足接地後の振動安定検出による足部に戻ってんだから

おわりに

今回はいろいろグダグダやったけど結局進捗はゼロでした。。。

無理やり成果を絞り出すとすれば、ウェイトシフトをIMUセンサで完ぺきに判断するのがかなり難しいことがわかったぐらいでしょうか。

足モータの負荷電流からトルク変化検知してウエイトシフト検知するのが確実でしょうか。

現状足やロール軸のモータコントローラと中枢コントローラATOM Matrixとの間の通信はUARTとなっており、トルク情報までやり取りとなるとちょっと厳しいです。

やはりCANなどのバス通信の検討が必要そうです。
少なくとも根本改善なしでは一生進捗が出なさそうだわ。。。

ということでまた次回があれば お会いいたしましょう。

次の記事

ブラシレスモータで2足歩行ロボット9 ー CAN通信導入 ー

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