玉乗りロボット つくってみた

Home > 電子工作 > 玉乗りロボット つくってみた
すき 1
うんこ 0

玉乗りロボットの製作に挑戦いたしましたので報告します。

 

 

玉乗りロボット

以前AliExpressサーフィンをしていたところ…

 

玉乗りロボットをみつけてオムニホイールで出来るものなのだと大変驚きました。

この時はまだオムニホイールを入手したこともなく、是非作りたいとも思わなかったのですが頭の片隅に強烈にこびりついたのでした。

 

AudiostockでBGM・効果音を販売中!

SHISEIGYO-3 DC

以前にドローン用小型モータを用いて3軸の姿勢制御モジュールを製作しました。

SHISEIGYO-3 DC 量産 ーリアクションホイールへの道68ー

 

ふとこの機構そのままで玉乗りロボットができるのではと思い立ったのです。

オムニホイール

玉乗りロボットを製作するにはオムニホイールの入手が必要となります。
しかしこれが結構高額でこれまで手が伸びなかった大きな理由でもあります。

玉乗りロボットを作ってみたいという一心で一生懸命探したところプラスチック製の比較的安価なホイールを見つけました。

 

早速3つ購入。
中国から配送され届くまでに2週間ほどかかりました。

 

ギアドモータで回転を楽しむ

 

使用したモータは200rpm

 

ホイールとモータの結合治具を3Dプリントしました。

玉乗りロボット製作

憧れのオムニホイールが手に入ったので玉乗りロボットの製作を開始します。

筐体を3Dプリントして早速組みました。

コントロール機構は SHISEIGYO-3 DC のものをそのまま流用し、モータとして200rpmの小型ギアドモータを搭載しました。

電源は1セルのLiPoバッテリを使用。

 

玉乗りのボールにはダイソーで買った直径15cmのウレタンボール(300円)を使用。

1st動作

SHISEIGYO-3 DC と全く同じ制御プログラムで玉乗り動作をさせてみました。

流石に玉乗り1発動作はできませんでしたが、制御の考え方は間違っていないようで玉に乗ろうと一生懸命動いてくれました。

制御パラメータを調整して再トライ

なかなかいい線いっていますが、ちょっと応答が間に合っていないようです。
モータを速くしたい気持ちが芽生えます。

玉を手元にあったフットサル用の4号球 (直径20.5cm)にしてみました。

玉の直径と重量が大きくなったことで、制御周期が長くなったためか完全安定ではありませんが玉乗り動作が実現できました。

なんとオムニホイールを入手して半日で玉乗り動作を確認できてしまいました。さすが俺ですね。

4号玉対応

筐体を4号球向けに作り直してホイールがボールにキチンと設置するようにしました。

更に安定感が増しました。

 

動作が面白い!

 

しかし完全に安定はしておらず外乱に激よわです。。

 

モータの応答を高速にしたいところです。

DCモータ検討

モータの応答性を良くするべくDCモータを採用してホイールを直接駆動してみました。

FA-130RA と RE-280RA で試しましたが、いずれもトルクが足りずホイールがうまく回転しませんでした。。

 

 

ギアドモータで最適なトルクの製品を探すことになりそうです。

おわりに

ここではオムニホイールによる玉乗りロボット製作の報告を行いました。

まだ完全安定とは言えませんが想定した制御方式で玉乗り動作を確認できたことはこの上ない喜びでエンジニア冥利に尽きます。

 

完全安定や自由自在な移動も実現したいのでモータ選定から地道に考えていきたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

次の記事

玉乗りロボット 深掘り

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。コメントのみでもOKです。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください